存在の大きさを再確認した朝食◆帝国ホテルメインダイニング レ セゾン : レ セゾン

<The Tabelog Award 2024 Silver受賞、おめでとうございます>

東京都千代田区内幸町1、レ セゾン。
帝国ホテル東京のメインダイニング。本館M2階に位置するフランス料理店。
クラシカルモダンがテーマの店内は、重厚かつ現代的でエレガンスな雰囲気。
料理も同じく、伝統的なフランス料理でかつ、現代的なエスプリ感もあり。
広く隣席の目線が気にならない造りのダイニング。接待、デートなど大切な日の利用にも向く。
店内禁煙。シガーサロンあり。サービス料別途10%。94席。
営業時間7:00～10:00(L.O.)、11:30～14:30(L.O.)、17:30～22:00(L.O.)。無休。
ミシュランガイド2014東京横浜湘南、★評価。

行きつけの美容室で、2014年10月号の家庭画報をパラパラとめくっていた時。
玉樹 森田寛子会長の取材記事が数ページに渡って掲載されていた中、見たことのあるパワーブレックファストが…
あ！これは、レ セゾン！
アンチエイジング美容の草分け、森田寛子さん。80代の現役女性起業家 。
毎朝8:30に、レ セゾンでミーティングをしながら朝食をなさるそうです。
帝国ホテルに事務所を構えてから、43年間変わることのない習慣とか。
イングリッシュマフィンにポーチドエッグを添えたエッグベネディクトは、森田さんの朝食の定番。
6、7種類の旬の野菜を添え、季節の野菜で酵素も摂取。
朝食に温野菜とフルーツが必須とおっしゃる。いや、実践なさってますね～
定番の飲物は紅茶。生姜と蜂蜜を一緒に。
この朝食が、パワフルな活動と明晰な頭脳を支えているのだとか。肖りたいですネ(^^

たまたま、東京に居る時にこちらで朝食をいただいたのですが、何せフレンチ名店のレ セゾン。
朝食で書いちゃ良くないな、と写真をお蔵入りにしようと思ってたのですけど、この記事を目にしてしまって。
感化されてレビューすることにします。
フレンチで多くの人に口福をもたらすだけでなく、ホテルのダイニングは色んな方の朝を支え続けても来たのですね。

帝国ホテル東京の宿泊の朝食セットの場合は、パークサイドダイナー(定食、アラカルト)、インペリアルバイキング サール(和洋食ブフェ)、レ セゾン(洋朝食)、東京 なだ万(和朝食)、ルームサービス(洋朝食)から選べます。
レ セゾンで朝食券でいただけるのは、アメリカン ブレックファスト 4000円とシリアルブレックファスト 4000円。
今回は店名の、もう一つ朝食をいただきました。
以下のブレックファストは、森田寛子さんが43年間召し上がられているパワーブレックファスト。

◆レ セゾン ブレックファスト 4800円(税込・サ10%別)

・お好みのジュース 又はフルーツ
　フレッシュジュース(オレンジ、グレープフルーツ)、本日のジュース
　パパイヤ、グレープフルーツ 又は パイナップル
・お好みの卵料理
　エッグベネディクティン、エッグアレキサンダー、コーンビーフハッシュとポーチドエッグ 又は 本日の卵料理
・モーニングブレッド
・コーヒー 又は 紅茶

チョイスは、パパイヤとエッグベネディクティンとコーヒーに。
パパイアには、フィンガーボールが用意されます。レモンを絞るとパパイアの風味と味が格段に上がります。
パンはカゴに盛られて出されます。温かくはなく常温。クロワッサン・ブリオッシュ・プチバケット・デニッシュ2種。
エッグベネディクトはこれで4個の卵を使用。ハイカロリーです。
ルームサービスでもいただいたことのあるエッグベネディクトですが、店でいただく方が美味しい。
お皿も熱々です。スタッフさんにお皿の温度の注意を促されました。

とてもゆったりとした気分で朝食をいただけます。
飲物は、店内にいる限り何度でも注してくれます。
やっぱりサービスが素晴らしい。気持ちよく一日が始まります。
出入りされる方々も、それと分かる海外のVIPだったり。
やはり、帝国ホテル東京のメインダイニングですね。

(2010/11/19)
東京都千代田区 帝国ホテル東京本館2Ｆの帝国ホテルメインダイニング、レ セゾン 。
帝国ホテルの歴史と伝統を受け継ぐサービスが受けたくて訪問。

予約時間にお店に入りました。
店内はクラシカルモダンをテーマにデザインされているそう。
隣席が見えないように配慮されたテーブル配置とパーテーション。
席に着くと落ち着きを感じられます。
シェフはフランスのシャンパーニュ地方を代表するレストラン「レ クレイエール」でシェフを務めた、ティエリー・ヴォワザン氏。先ずシェフが挨拶に来られて握手。
あら、イケメンシェフ。女性のハートはこれで掴めますね(^^

テーブルセッティングの延長のように、ウェルカムフードが出されます。
グラスにたっぷりの胡麻。
そこにチップスなどが刺してあります。
焼き上げただけのチップは、ジャガイモ(インカの目覚め)と、ナッツの入ったチュイル。
串の先には衣を羽織ったフォアグラ。写真は二人分です。
オーダーとは別にもう一品、食前の一口。
カリフラワーのババロアの上にジュレ。
赤座海老も入っています。演出に心躍ります。

お料理は、コースにしました。
コースは3種、16800円、19500円、28000円 です。
19500円からフルコース。
フルコースの肉か魚を、どちらか一品だけ選ぶと16800円のコースになります。
食べきれないような気がして、お肉の方を選び、16800円のコースに。
消費税込、サービス料別です。

<MENU CHAMPIGNONS>
・たらば蟹とセーブ茸をセロリの上に 青林檎のジュレ ロワイヤル クロメスキ
・セーブ茸のカプチーノ仕立て イベリコ豚の生ハムをあしらって
・シャラン産鴨のロティ クルミのヴィエノワーズ仕立ての田舎風バター 天然茸のソテとソース・サルミ
・フランス産チーズ
・秋の風景、セーブ茸 落ち葉 いちじくとヘーゼルナッツ
・小さなお菓子
・カフェと自家製ショコラ

二品いただいて、コースのスタートです。
たらばの蟹肉の立派なこと。
目の前が柑橘系ソースをかけていただきました。
絶品！
ここで、また、メニューにない二品。
海老味噌のとろける一口のコロッケのような揚げ物と、フォアグラの茶碗蒸しのような蒸し物。
とっても嬉しかったりします(^^
スープはセーブ茸の香りが良く、生ハムがアクセント。
これも良いですネ。
カプチーノ状でフンワリとした口あたりです。
シャラン産鴨は、しっかりした食感。
少なく見えてボリュームがあります。
パンは違う種類のおかわりが用意してあり、フランス産チーズはワゴンサービス。
山羊、牛、白、青、ウォッシュ…全種少しづついただいてみました。
熟成してトロけているチーズが最高でした。
デザートも小菓子も十分満足な量と味！

<ワイン(グラス)>
・ゴッセ ブラバン トラディション プルミエ クリュ(シャンパン) 1900円
・ルバイヤート 甲州 樽貯蔵 2008(グラス白) 1600円
・モシィ サン ドニ クール ダルジル(グラス赤) 2500円

全て帝国ホテル120周年記念ラベルのものをいただいてみました。
こちらで会いたかったのは、帝国ホテルソムリエ課、7人のソムリエの方。
歴々7名の方だけに継がれる歴史ある立体的な燻し色の葡萄のバッチをされていて、ホテル内レストランのワインサービスをされています。
ソムリエ協会のソムリエバッチは頑張れば手に入るのでしょうが、初めて目にしたこのバッチは、誇りと格式を感じます。
若いソムリエさんには羨望のバッチなのでしょうね！
特徴を教えて貰って、選んだワイン達。嗚呼、満足です！
シェフも素晴らしいですが、ソムリエ課に帝国ホテルの凄さを感じます。

食器は、こちらも主にノリタケでした。
ラストオーダーは22:00でしたが、楽しんでいる間は時間を告げられることなく。
お客さんが帰るまで開いてるとか。
さすが帝国ホテル直営のメインダイニング！居心地の良さに感激でした。